みなさんこんにちは
伊藤です。
今回は、手ぬぐい作成の裏方「型」について辻さんにお話しを伺いました。
さて、型といっても数も多いため、今回は”顔料スクリーンプリント”(以下、顔料プリント)の型についてです。
そして型の作り方についてお伺いしました
- スクリーンというメッシュ状(網戸のような状態)の型に、感光乳剤(かんこうにゅうざい)という乳化剤をこのメッシュ状の型に塗っていきます。
- この乳化剤は特殊で、紫外線を当てるとその部分だけ固くなり落ちなくなる特徴があるそうです。
その原理を応用し、柄以外の部分(色を付けたくないところ)に紫外線を当てます - 乾かして、水拭きで感光乳剤を拭うと柄の部分だけ、空いた状態になります。
- そこに機械で刷毛でなぞるように手ぬぐいに印字していきます。
という仕組みになっているようです。
ちなみに実物がこちらです。
そのメリットデメリットについて聞いたところ
まずメリットは注染よりも細かいデザインに対応できること(デザインの自由度が高い)
早く大量に印刷することができること
があるみたいです。
「ただ自由度が高いならインクジェットでいいんじゃないですか」と聞いてみたところ
インクジェットでは、生地に対しヘッダーで少しずつずらして印刷していくのに対し、顔料プリントであれば、機械で刷毛を一塗りするだけで終わり、そのうえ人件費も抑えられることが強味でありインクジェットプリントとの差、ということでした。
どんな感じかというと、こんな感じで印刷しているみたいです!
今回は型についてお話を伺いました。
前回のインクジェットプリントの記事もあり、インクジェットがあるなら顔料いらないのではないか?と疑問を持っていましたが、その早さやデザインの自由性という面での強さを持っているのだなと改めて勉強になりました。
もし、オリジナルの手ぬぐい製作に興味を持っていらっしゃいましたら、ご相談下さい。お見積りも無料でさせていただきます