その保管方法が本染め手ぬぐいをいためてしまう理由~染め色によって異なる染料~


手ぬぐいの色褪せ

オリジナルの本染め(注染)手ぬぐいを、お考えの際に、どんな色にしようかと、考えられると思います。

「この色なら柄が綺麗に映えるかな。」とか、「他の剣道場とは違う 手ぬぐいの色ってなんだろう。」「オリジナル手ぬぐいを販売したいけど、お客さんウケが良い色って?」とか、様々ありますよね。

ただ、折角選んだ色で染めたのに、色によっては、タンスの中にしまっているだけで、気付いたらボロボロになってしまうことがあるのです。

脆化(ぜいか)というのですが、硫化染料という染料で染めた手ぬぐいを、一度も、使用せずにタンスに長い間しまっていると、生地が非常に弱くなってしまう現象です。

そのほかにも、日光や蛍光灯があたるところで長く置いていると、色が抜けていく色もあります。

これらのことが 色によって生じてしまうのは、ご希望の色によって、異なる染料を使用する必要があるためで、それぞれの染料性質によって生じてしまいます。

本染めでよくでてくる染料は、ナフトール染料・直接染料・反応染料・スレン染料・硫化染料ですかね。他にもありますが。。。

脆化は、硫化染料に含まれる硫黄が起こすことが多く、日光や、蛍光灯に特に弱いのは、直接染料です。

長期保管するような場合は、すぐにタンスにしまわず、洗剤や漂白剤は、出来るだけ使用せずに手洗いと日陰干しを、2・3度行い、袋に入れずに暗所へ保管してください。

袋に入れずに保管するだけでも効果的です。

オリジナルで、本染め手ぬぐいを作られたのに、1年後封を開けたら、使えないなんてことが無いよう、ちょっとしたお手間を。

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